マウィミウオの世界

間鵜井美魚の生活雑記録

姑根性の萌芽

f:id:mauymiuo:20180321081520j:plain安魚と知らない公園に行った時、土管の上に知らない女の子が寝そべっていた。女の子は背中まで髪をたらし、どぎついピンクのワンピースに、黒と白のボーダーレギンスをはいていた。裸足だったが、土管の下に真ピンクのモフモフしたブーツが揃えてある。そして物憂げに紫のパンジーを1つ玩んでいた。詩的である。
安魚も土管によじ登ると、小石が幾つか積んである。触ろうとすると
「それ、○○ちゃんのだよ!」
と牽制する。
しばらくして、
「ねえ、こういう石拾ってきて」
と、甘えたように安魚に命じる。
安魚はあわてて土管を降り、石を探して拾い始めた。
ピンクの子供は無感動に寝そべったまま、安魚が貢いだ石を並べパンジーを玩ぶ。
「もっと拾ってきて」
安魚は拾っては渡し、また命じられ、拾ってくる。魔性か。

おい、なんで言いなりなんだよ。

美魚はヤキモキしつつ離れて見ていた。
帰り際安魚に
「何でいうこと聞いてたの?やだなーって思わなかったの?」
と尋ねると
「やだったけど、遊んでくれなくなるから」
「あの子供可愛かったの?」
安魚は普段から可愛い子供(安魚基準)には積極的なのだ。公園でもまず女の子に近づく。可愛くない子供(安魚基準)とは誘われても遊ばない。
「可愛くなかった…可愛かった」
どっちだよ。
安魚はピンクの服に弱い。
男はピンクを着てるとツラはともかく可愛く見えるのか。
つまらん。
あーあ、やだな。
美魚はあんな小娘(幼児)に嫉妬すんのか。
私の可愛い安魚くんを牛耳るんですもの。

これが姑根性だと思う。愚かな…

安魚は少し前から自分が女の子ではないとわかり始めた。女装させても男は男に育つようだ。とりかえばやしかり、である。君は女である、と暗示をかければ別かも知れないが、普通に青や水色を多用した男児服で育てれば、もっと早くから自己確立するだろう。女の子は幼いうちから積極的にピンクを着せるとより女になるのが早いようだ。カワイイが刷り込まれやすくなるのだろうか。

ちなみに美魚は兄のお下がりを着て幼年期を過ごしたため、男の子と間違えられることが多かった…。