マウィミウオの世界

間鵜井美魚の生活雑記録

目に見えるものは現実ではないのかも

f:id:mauymiuo:20180528123900j:plain美魚は昔、シナリオの学校に通ったことがある。映画監督の運営している映像塾という所の、シナリオ科である。
其処で学ばせていただいたことは、
「あんたは思い込みが激しい」
という客観的事実であった。
それは、自分の見ている、感じている世界と、現実の世界が大きく異なるということだと理解している。
そんな昔のことをなぜ思い出したかというと、喘息と診断された安魚をつれて、再度医院を訪れた時に、医師が劇的に若返っていて吃驚したせいである。
初めて診察していただいた時に、美魚は医師を昭和末期の昭和天皇の様に感じた。
つまり、かなりのご老体だと思っていた。
なので、再診時に
(あれっ、息子さんかしら?)
と勝手に考えた。その医師はどう見ても六十代か、七十代前半。ヨボヨボではなかった。
だが、やっぱり同一人物らしい。
混乱しつつ、診察していただいた。
「あー、良くなりましたね」
「喘息ですか?」
「今日出す薬を飲んだら完全に治ります」
そうか、治るのか。
咳はまだたまに出るけど、大丈夫なのか。前回は六歳までかかるようなことを仰有っていたが、風邪が治ればいいんだな…。
診察を終えて待ち合い室で安魚と処方薬を待つ。昭和で止まってるって程でもないことに気付く。平成にはちゃんと突入しているではないか。
私は何を見ていたんだろう。
思い込みと連想ゲームで日々をうかうか過ごしている。
美魚の見ている世界は本当に現実なのかしら。