マウィミウオの世界

美魚の生活雑記録

2019-01-01から1年間の記事一覧

毎年悩むのが、これ

一年に一度くらいは押し入れを片付けたい。毎年大量にどうでもいいものを捨てる年末。この家に住んで早、15年。来年は16年になる。その長い年月の間、毎回美魚を悩ませるのが、こいつらである。 恐怖コミック。かつて少女時代に病しい気分を味わった懐か…

年の瀬を感じるもの

腕時計の電池をその場で交換してくれるのは助かる。駅前の商店街にある宝石、時計店が美魚御用達である。厄介なのは、午後2時まで社長が来ないとかで、思いたった時に行けないことくらいだ。さらに臨時休業も多い。シャッターに手書きで [社長都合により一…

いつの間にか消えて行く

最寄り駅が始発化したお陰か、 美魚の家の周辺ではおびただしく建て売りが建築されるようになった。 倉庫や、畑は軒並み一戸建てに変貌してゆく。 美魚の住む一角だけが、新築分譲に囲まれて、昭和の面影を残している。 それに、周りの昭和家屋も徐々に外装…

倦まず弛まず

梅雨明けが遅れたせいだろうか、美魚の家のベランダでアシナガバチが巣作りをし始めた。 気づいた時は、巣の六角形が4つくらいだった。 やたらアシナガバチが飛んでくるなーとは、思っていた。 いつ頃完成するのだろう。どのくらいの規模で考えているのだろ…

旅の終わりに

スペーシアの時間を待つ間、鬼怒川温泉をブラブラしてみる。 車窓から見た鬼怒川温泉は、潰れたホテルが続いていたが、降りてみると、それなりに楽しい。 東京に置いてきた母がLINEで 「やった!お父さんが離婚届に判押した!」 と、知らせてきた。 ほおーっ…

飯森山

今日で会津をあとにする。 会津若松駅前からぶらぶらしばらく歩いて行くと、こ飼國神社があったので、お参りする。 こ、の漢字が入力出来ない。 由緒ある神社には、よく修繕費を募る案内があったりする。一口五千円から、とのこと。 美魚は旅をしながら、 も…

塔のへつり

四日間のフリーパスがあるので、会津鉄道をぶらり途中下車も楽しい。 塔のへつりで降りてみた。 嘗て海だったために、侵食され、仏塔のように姿を変えた風景が広がるそうだが、緑が濃くて殆ど分からない。 寂しい気持ちになれるから、こんな場所が好きである…

とっことこ会津はぁ、いいっとこだぁぺぇ

喜多方をあとにして、会津若松に向かう。会津若松駅ではあかべえがお出迎え。 今日の予定は、伊佐須美神社である。 旅の旅程は全て漁太郎に委ね、美魚は安魚と着いて行くだけで気楽なものだ。 しかも安魚の好きそうな場所には一切行かない。 途中で安魚がぐ…

蔵の町

記憶の彼方に在るような、古い町並み。 美魚は新しい都市より、寂れた町が好きである。 朽ちかけた無人の木造二階建ての家があったりすると、ドキドキする。割れた窓から蔓草が侵入していたりすると最高である。 そこには、嘗て反抗期真っ盛りの若者がいて、…

新宮熊野神社

母を留守番させて、美魚は漁太郎と安魚で、会津若松旅行に出掛けた。 北千住から、スペーシアで鬼怒川まで行き、会津の特急に乗り換えて、喜多方まで向かった。 青森が大好きだけど、今青森は激安ツアーがない。 だから、というわけではないが、福島も行った…

母、家出する

田舎の母に、安魚のランドセルをねだろうと、一年ぶりくらいにラインをした。 しばらくして返信があった。「お母さんは元気です。お父さんは癌が見つかりました。お母さんは今、家出して4日目です」母はいつも殴られていたが、66歳にして、遂に反撃に出た…

出張カメラマンを探して

こども園の修了式に、プロカメラマンを入れたらどうか、という案がでた。 式の間、何故か父兄は撮影禁止なのである。 だが、プロカメラマンはオッケーなのだという。 まだ先のことではあるが、どんなものなのか、美魚はGoogleで検索してみた。 出張カメラマ…

快適な日々

充電が丸二日かけても50%に満たず、充電器から外すと10分弱しか使用できなかった美魚のポンコツスマホ。 携帯できなかったスマホ。 依存しようのなかったスマホ。 基本的に電源オフだったスマホ。 我慢の限界を1年半も堪えて、ついに新しいスマホを買った…

ナウシカ道をゆく安魚

こども園のテラスで、子どもたちが、カメムシを捕まえて遊んでいた。 そのサークルを割って入った安魚は、 「やめなよ!かわいそうでしょ!」 と、カメムシを庇っていた。その癖触れない。美魚も近づき、じゃあ逃がそっかーなんて砂場のコップにカメムシを誘…