マウィミウオの世界

間鵜井美魚の生活雑記録

いつか読みたいバシュラール

f:id:mauymiuo:20200216121248j:plain2月14日。今日で青森も最後である。昨日の雨で雪は急速に溶け始めた。青森市内は殆ど雪は残っていなかった。暖暖冬も頷ける。到着が遅れたらあの雪景色は味わえなかったと思うとありがたい。
しんまちで古本屋に入る。この本屋は以前はもっと離れた場所にあったと思う。聞けば1年程前に移転したそうである。井上靖の古い文庫本が大量にあって、買い漁った記憶がある。井上靖の昭和30年代の恋愛小説が好きだ。
本棚にある本は美魚の本棚か、と思うような好きな作家ばかりである。澁澤龍彦…今じゃ100円コーナーにあったりする。いつか再評価されないのだろうか。若い美魚にいろんなことを教えてくれた司書。
初任給で集成を買ったとき、三万円だったな。本は集めているときが楽しい。内田百閒も文庫は殆ど集めてしまい、つまらない。そこに古い全集があったりすると、また話は別で、物凄く欲しい。だが四万円では手が出ない。
バシュラールをいつかのんびり読みたい。なので見つけると買うが、まだ一冊も読んでいない。
子どもが小さいうちは自分の時間がない、というわけでもない。美魚にはありあまる時間がある。
図書館でスピリチュアル本を借りて読む時間をバシュラールに代えればよいのである。
美魚はなぜか、バシュラールだけは完璧に自分の空間を作り上げてから読みたいと思っている。
その日は果たしてやって来るのだろうか。

善知鳥神社に今回も参拝する。
龍神様にも忘れずお参りする。お楽しみは、参拝後のおみくじである。おみくじはこの頃、吉か中吉あたりで、大吉ばかり引いていた頃がうそのようである。集中しておみくじを引くと、凶がでた。
道に迷っているが、神の導きで正道に戻るとある。
そうか…道に迷っているのか、そう言われればそんな気もする。

13時14分発はやぶさにて、東京に戻る。
都内はさらに暖かい。コートの下は忽ち汗ばむ。
最寄り駅から出たとたん、雨がパラパラと降りだした。
ああ、龍神様がここまで一緒に来てくださったのたなぁ、と美魚は感じたことである。
実に楽しい三泊四日であった。